2021/10/15

レコーディングの効果

このブログのサイドバーにも表示してあるTwitterでは最近,あと約1ヶ月後(ヤバい。もう1ヶ月しかない・・・)に迫った国際シンポジウム ISET2021 でお話しする予定である,基調講演用資料の作成記録を,確か今から半月くらい前からtweetしています.

知っている人は多いかと思いますが,幸か不幸か僕はここ数年”暇というものを経験しておらず”,仕事にせよプライベートにせよ常に何かに追われている感じなので,上記発表は引き受けた直後から「発表できる?そもそも資料作りは間に合う?」と考えていました.
という状況のため,主に”自分にプレッシャーをかける”ということを目的として,資料づくりを本格化し始めたタイミングで,発表資料作成に関する作業内容を原則毎日tweetすることにしました.
時々多忙のため and/or 夜ウォーキングにいって帰ってきたら日付が変わっていることもあるんですが,作業内容がほぼ0の時も含めて毎日tweetしています.

資料作成は上記の通り,他のいろんな仕事の影響で所々停滞しているものの(苦笑),当初予想していた以上に順調に進められている印象があります.誰が見ているかは置いておいて,誰が見ているかもしれないtwitterに進捗をアップするのは,これまた当初予想の通り,自分にプレッシャーをかける=毎日記録を取ると決めたことで,むしろ”記録を取るためにちょっとでも進めよう”という意欲につながる,という意味で効果があったのはもちろんのこと,

  • 記録を取ることで”今(これから)やる”作業内容を自分自身で把握しやすい
  • 過去の履歴を確認しやすい
  • 毎日少しずつでも作業に触れているので,発表内容を忘れない

といったプラスアルファの効果もありました.実は3つ目は結構重要で,これまでは仕事が忙しくなると,数日〜1週間くらい資料作成から離れてしまうことがよくあり,そうするとこれまで考えていた発表のストーリーを忘れてしまっていたり,そもそも資料がどこまでできていたか記憶違いを起こすようなことがあり,ただでさえ進んでいない資料作成の効率がさらに悪化するという状況になっていたところを,多少無理やりにでも進めることが作業内容が頭に常にある状況をキープできています.

油断はまだまだ禁物ではあるものの,実際このブログを書きつつも,発表まであと1ヶ月ちょっとしかなくて,その割にまだ資料は完成しておらず,当然話す内容もほぼ頭に入っていない,という現状は(認めたくないものの ^o^;;)しっかりと把握できているので,自身の繁忙度も考慮に入れつつ作業は進められそうです.

話は変わり,知ってる人は知っていると思いますが,実はここ数ヶ月の間,いわゆる”ダイエット”をしています.ただでさえストレスの多い日常を送っていますので(苦笑),ウェイトコントロールでまでストレスを感じたくない,ということで,詳細は省きますが”ほとんどノーストレスな方法”でいい感じに減量できています(簡単にいうと,糖質制限と適度な運動をしつつ,空腹にはしない,といった方法です).
ウェイトコントロールはこれまでにも何度かやっていて,実は失敗したことがありません(でも,長期的にはまた太っているので,これを失敗というのであれば失敗ですが,体重体脂肪に関しては”落とそうと思えば落とせる”).例に漏れず,今回も始めて3ヶ月くらいで順調に15Kgくらいは落ちていたんですが,この辺りのタイミングで偶然,"レコーディングダイエット"のいいスマホアプリがあるということを何かで知り(というか以前聞いていた名前をWebか何かで改めて見かけて),試しにインストールしてみたらこれまた面白い.
これは単純に効果が云々というより,個人的な嗜好で面白がって使っているんですが,もちろん効果もあるんでしょうね(使う前から順調に減量できていたので,効果を比較できないのは残念).僕自身がこういった

”しっかりと記録しながら作業することが好き”

というタイプである可能性も高いですが,単になんとなくやっていた普段の運動や食べ物の選定を履歴ベースでできるようになったり,毎日の摂取カロリーや運動による消費カロリーがある程度把握できるようになったことが楽しい.

こういったレコーディングが性格的に向かない,という人は当然いるでしょうから,万人受けする方法ではないと思いますが,例えばSNSで定期的に何か情報を公開しているようなタイプの人であれば、比較的親和性は高いような気がしました.企業で働く人が,日報や週報(最近はもっと細かいスパンで記録・共有している企業もありますね)をつけるのも,自分やチームメンバの作業内容を把握することによる効率化(や,ある意味で自分へのプレッシャかけ)を期待してのものなのでしょう.
・・・と,このブログを書きはじめると長文に(いつも)なることは予想済みなので(苦笑),資料作成は既にある程度進めています.

シンポジウムはオンライン開催.実はそもそも,海外で発表できることがこの手の発表の楽しみ,かつ,対面での発表が良いプレッシャーとなっていたのに,軒並み発表がオンラインとなってしまい,楽しみもプレッシャーも激減していたことから,今回のtwitter日報を思いついたんですが,今後,対面での発表が復活してもこの方法を続けるメリットはありそうかな,と考えているところです.

@dkitakosi からのツイート