2022/09/30

週明けからは後期が始まります

1ヶ月ほどのご無沙汰でした.

この1ヶ月,おかげさまで本はかなり読めているんですが,中々アウトプットの機会がありません(どちらかというと,心理学や哲学関連の本ばっかり読んでいたような印象があります.アドラー心理学とか,思考力に関する書籍とか).

加えて,前期と比較して後期は担当授業が多いので,その準備でかなりバタバタしていました.そうこうしているうちに,あっという間にあと3日後には後期が始まります.
学生の皆さんは後期の準備は大丈夫でしょうか?秋休み前,私が担任しているクラスには,

”休養も重要だけれど,この休みは後期に向けた「準備をする」という意味合いもある”

という話をしましたが,準備は万端かどうか.卒業研究や特別研究に従事している5年生や専攻科2年生,また今年度は新カリキュラム1年目ということで,専攻科1年生も結構色々と大変かもしれません.
率直に言って,卒業研究・特別研究に従事している学生については,緊張感や危機感が感じられません.それより何より”主体性”が感じられないのが非常に恐ろしいです.主体性がない学生には,曲がりなりにも研究活動と呼べるような活動はできないと思っています.

初めて研究活動に従事する学生にいきなり主体性を持てと言われても,という意見もあるかもしれませんが,少なくとも年度はじめ(僕の研究室を希望してくれた学生にはその前)から繰り返し伝えており,頻繁に伝えてきました(「主体性を持て」と言われてもピンとこないでしょうから,これこれこういったことを”自ら動いて”実施するんだよ,と伝えてきたつもりです).
これまで主体性を発揮する機会がなかったとすると,それはそれでウチのカリキュラムに致命的な問題があると言わざるを得ませんが(恐らく,機会は少なからずあったはず),少なくともこの半年で成長の機会はあったはずです.後期になっても変わらないとすると,それこそ危機感が,具体的な”危機”に変わってきます.

実際に論文がまとめられない(それどころか,そもそも書く内容がない)となってしまってからでは遅いのですが,そうならないことを期待したいと思います.

@dkitakosi からのツイート