2019/09/22

海外からのお客さん

東京高専の学生の皆さんは、前期末試験終了、お疲れ様です。といってもまだ答案は返却されていないので、結果が気になってしょうがない人もいますかね(試験自体は終わっちゃってるから、今更ジタバタしても、ね)。

あと1週間ほどで後期も始まりますが、その一足先に(?)、うちの研究室には海外からのお客さん(!?)が見えます。昨年度は僕自身が海外にいたのでチャンスがありませんでしたが、それ以前は結構な頻度でフィンランドからの留学生を迎えていました。で、今年も一名、研究室にフィンランドから学生がやってきます。

既に一昨日、日本には到着しているんですが、なにぶん僕が会議やら出張やらで会うタイミングがなく、やっと今週中盤くらいでミーティングができそうな気配。
”お客さん”とは書いたものの、彼は半年間、こちらで研究プロジェクトに従事するために来日していますんで、初回ミーティングで取り組むプロジェクトについて相談する予定です。年度末まで滞在予定とも聞いたので、びっしりと取り組んでもらおうかと。
既に来日前から何度かやり取りはしていて、興味がありそうなテーマについても、(提供できるものについては)資料コミで情報提供しているので、具体的にはその辺りを、実際に現在取り組んでいる学生にも補足(デモ?)してもらいつつ決められれば良いなと。

ちなみに、これまでもそうなんですが、日本に来る学生はやっぱり日本の文化や言葉に興味を持っていて、日本語も多少できる人が多いです。とはいえ原則、コミュニケーションは英語で取ることになるかと思います。
うちの研究室所属学生や、社会実装プロジェクト関連でうちの研究室の5年生と取り組むことになる学生だけでなく、フィンランドに興味があったり、英語でのコミュニケーションに興味がある学生は、知識研(7棟3階1番奥右側)まで来てください。時間に余裕があれば、交流ができると思いますし、同じプロジェクトに従事することとなった場合には、当然、協力してやってもらうこととなります(お互いの英語・日本語学習の刺激になったら良いですねぇ)。

おそらく、本格的な活動は10月に入ってからかと思いますが、我々にとっても彼にとっても、有意義な活動となるようにマネジメントしていきたいなと。

2019/09/15

申請シーズン

約1ヶ月のご無沙汰です.昨年度どころか,確実に一昨年度よりも忙しく過ごしています(苦笑).

そんな中でも,タイトルにも記載した通り,科研費の申請シーズンがやってきました.これを見ているのが学生の皆さんだとすると,科研費(科学研究費補助金)は馴染みのないキーワードかもしれませんが,いわゆる研究者にとっては結構大事なイベントの密接に関わるキーワードです.

詳細を知りたい人はググってもらえればと思いますが,科研費とは国が,申請書を提出し審査を経て採択された高等教育機関の教員へ給付される”競争的研究資金”の一つです.科研費の種別によって申請の締切日はいくつかあるんですが,この10月末が締切となっている科研費が一番多いように思います.

研究職に就いて3年目以降,継続して科研費はいただいていたんですが,実は昨年度は(台湾でのんびり?していたせいではないと思うのですが)申請に漏れてしまいました.ラッキーなことに現在は民間の助成金をいただくことができているので研究活動は科研費があるのと変わらずできているんですが,流石に2年連続不採択は避けたいところ.

とはいえ冒頭に書いた通り,今年度は申請書の作文にじっくり取り組めるような時間的な余裕がほとんどないというのが実際のところ(涙).科研費申請を通すための”必勝法”的なものは色々とあるようなのですが,個人的には

  • 申請内容の分かりやすさ(誰が見ても分かるくらい,やりたいこととその研究の社会へのインパクトが明確に記載されている)
  • 申請内容の実現可能性の高さ(夢ばかり語るのでなく,あとはやるだけの状況となっている(ただし,そのためにはお金が必要))
の2点がしっかりしていれば通ると思っています.実際,昨年度の申請では,上記に関連する部分で少々”戦略ミス”をしたように分析しています.
今年度は,昨年度の反省を踏まえつつ,作業時間の効率化と効果の最大化(というか採択)を目指して進めてみます.
@dkitakosi からのツイート