* その他の受賞チームについてはこちらをご参照のこと
今回の受賞,敢えて言わせていただくと,学生には”あまり頑張って資料を作るな”と伝えていました.というか,実のところ例年,このフォーラムに出る学生には同様のアドバイスをしています.
フォーラムのポスター提出のタイミングは,卒業研究の追い込み時期でもあり,そっちは大変だけれどこっちも頑張れ,とはさすがに言えませんし,実際に学生さん自身に頑張るつもりがあったとしても,それこそノロだインフルだ(今年はコロナも)と感染症が目白押しの時期に体力を削って頑張りすぎると,重要な様々のイベントが不完全燃焼,最悪の場合,不本意な結果となる可能性もあるので,敢えて例年そういった”指示”を出しています.
ただ一点,誤解なきように申し添えておくと,資料作りはあまり頑張るな,とは伝えているものの,取組自体のクオリティは当然,(個人的にはほぼ毎年)受賞にふさわしいレベルをキープしていると思っています.
実際今年度は,プロジェクトに携わった2名の学生とも学会で発表していますし,実はもう一人,今年度後半から短期留学でフィンランドからやってきていた学生もこのプロジェクトに参加していました(そういった意味で,実はこのプロジェクトは3名体制のチームで進めていたこととなります).で,実はそのフィンランドの学生さんも学会で発表しているので,当該テーマは3名の学生がそれぞれ携わった各分野で,研究という観点でも”学会発表できる”レベルのものであったということになります.
実は僕は,このフォーラムに第一回から参加している結構レアな教員で(苦笑),記憶が確かならばプロジェクトチームも毎年参加させているハズです.イベントのネーミングは1、2回変わっているように思いますが,前身も含めてウチの研究室の受賞歴は今回が2回目.前回,第1回か第2回目で企業賞を受賞して以来の快挙だったかと思います.
前回受賞時は介護予防システム関連での受賞で,今回は別テーマ(それも今年度立ち上げたばかりのテーマ)で受賞できたことも良かったと思っています.
取組としてはまだ始まったばかりで,連携先とも今後に向けた議論を続けていますので,今後も後輩たちが当該プロジェクトをさらに発展させていってくれることを期待しています.