ここ数年,更新頻度が年イチペースに陥っていますが,今年度の夏休みにやった(個人的には)比較的大きなイベントについて書きます.
とはいえこのBlogを見ている皆さんは既にご存知の可能性が高いですが,タイトルの通り,東京高専情報工学科における僕のHPをリニューアルしました.
リニューアルしたのは主にデザイン周りで,コンテンツについては(研究業績は随時更新しているものの)ほぼこれまでと同様です.一部,研究内容の紹介については加筆修正しているので興味があれば是非ご覧ください.
タイトルにもある通り,今回は生成AI(主にgemini)にサポートしてもらってデザインを更新しました.恐らく,作業効率としては50%以上改善しているのではないかと思います(作業時間が半分以下にはなった?).が,一般的な生成AI活用に関するノウハウでも述べられている通り,”AIに丸投げ”といったことはやっていません.
具体的なステップとしては以下の通りです.
- 自分が作成したいHPのデザインイメージを可能な限り詳細かつ具体的にプロンプトに記載して,スタイルシート(css)の作成依頼を投げる
- 出来上がったcss(暫定版)に対して,同じく詳細・具体的な追加の修正依頼を投げる
- 完成した(プレ最終版)cssを個々のHPに適用(最初は全てのHPに統一デザインを適用した形で作成してもらおうと思っていましたが,geminiはそこまで甘やかしてはくれず,適用は全てこちらで実施)
- cssを適用した結果,オリジナルのHPのデザインの名残によって違和感があったり,ページによって違和感が残る部分などもあったりしたため,各ページのHTMLを加筆修正するとともに,個々のページに個別に追加されていたスタイル定義をcssへ移動
- 各ページのデザイン的なバラツキを統一すべく,一部ページにしか記載されていなかった項目をcss or 各ページのHTMLファイルに追加して統一感向上を図る
現時点でまだ十分でない部分もありそうですが,取り急ぎ夏休み終了を目処に実施したリニューアル作業自体は一旦終了といって良いかと思います.
先述の通り,作業時間は全部手作業で修正するより圧倒的に短くなったという実感はあるものの,どんな分野で生成AIを適用した場合も同様に言われる通り,AIに指示したらそれで全部OKとは絶対にならないということは再認識できました. 修正後のHPをみると,一部デザインに違和感があったり,テンプレート的に記述してもらった文言に誤りがあったりと,そのまま公開すると(今回に関しては大きくはないものの)問題となりそうな部分もあり,それらを修正しようとなったら自分自身にcss(スタイルシート)やHTMLに関する知識がないとどうしようもないし,場合によってはそもそもそういった違和感に気づかない可能性もあったかと思います.
そもそも論として,生成AIを活用することで作業効率はかなり向上するという期待はある一方,その恩恵を賜るには,AIを適用する分野に対する基本的な知識を”AIを活用する側”が持っている必要があるということが重要です.
そういった意味で,少なくとも現状,僕の仕事はAIには簡単に取られないと感じる一方,AIを活用した(AIにサポートされることを前提とした)勉強の仕方や技術の活用の仕方,といったところはより意識して,自身の研究活動なり学生さんへの授業の実施方法なりを工夫していく必要があることも痛感した次第です.