2018/10/30

小休止

前回,次のエントリで上半期を振り返る,みたいなことを書いたんですが,現状,じっくり振り返っている余裕がやはりないということで(苦笑),取り急ぎ先週金曜日(10/26)に,受け入れ先大学にて開催された学会で仰せつかった基調講演の実施報告を.

今回で24回目という結構な歴史のあるTANET2018.参加者数も800名超とのことで,始まるまでは結構緊張していましたが,結果からいうと特に大きな問題もなく,無事講演は終了しました(良かった).今回の講演は40分と,通常の学会発表よりはかなり長いものの,先日,質疑応答込みとは言えトータルの発表時間1時間という講演を経験していたので,長さの面では多少精神的な余裕がありました.
副学長の李先生から記念品を頂きました
むしろ今回心配だったのはオーディエンスの”層”で,メインは学生さんというより,どちらかというと同業者(教員)の人だったり産業界の人が多いという印象.経験がない訳ではないものの,200人くらい入る会場の大半がその層というのは経験がない上に,今回の講演テーマは
”日本の人工知能研究について”
という抽象的かつ広い内容(苦笑).

今回は,日本ならではのテーマというように解釈して,元同僚の先生や東京高専電気工学科の 先生にも協力を依頼してネタを集めましたが,自分の発表(3日間のうちの最終日)の順番となる前に他の講師による講演や,座長の皆さんの挨拶などを聞いていて,発表内容に加えて新たな心配が増えました(汗).
というのも,こちらの皆さん,挨拶や発表において必ず,”ちゃんと笑いをとる”んですよ.こっちにしばらく滞在してより印象を強くしている点の一つとして,やっぱり台湾という国はアメリカの影響を強く受けているのだろうなと.地理的,歴史背景的に日本の影響は当然受けているものの,ことアカデミックな世界においては(おそらく),多くの先生がアメリカで学位を取っていることもあって,スピーチでは笑いをとるというのが自然な振舞になっているように思いました.
スピーチ前の記念撮影.向かって一番左がHost laboratoryの張先生











日本の学会って,(当然,分野によっても毛色がかなり違うので一概には言えないんだけれど)懇親会では一気に馬鹿騒ぎみたいになることがある一方,発表の場では良くも悪くも真面目に,みたいなところがあるんですが,僕が今回参加したスピーチに関して言えば,それらが全部keynoteだったということもあるんでしょうが,必ずいくつかネタを仕込んでいるんですねぇ.で,そういった和やかな雰囲気のままスピーチが始まるので,聞く側も変に構えることなく,自然に話を聞けるという.

さて,これと同じことを自分にもできるだろうかと(苦笑).日本語での発表であれば良くも悪くも”空気が読める”ので,言って良さそうなことマズそうなことを探りつつ行ける感があるものの,流石に台湾の人の笑いのツボは把握していません(スピーチの言語も,僕以外は全員中国語ですから,面白いことを喋っているな,とまではわかっても,詳細な内容までは理解できませんでした).

発表終了後,スタッフの皆さんと記念撮影
















そうなるともう頼りは,自分のスピーチが始まるまでの間にどれくらい笑いのネタになりそうな内容を収集するか,です.ぶっちゃけある時期から,発表内容に問題がないかより,こちらが狙った場所でどのくらい笑ってもらえるかの方が心配になっていたりして(苦笑).
で,実際のところどうだったかと言いますと,大爆笑とまではいかないものの(ていうかそもそも大爆笑は狙っていないわけですが ^o^),数カ所,狙ったところでちゃんと笑ってもらえました(笑).そして実際,そう言った笑いを冒頭や間に入れ込むことで,話す側も聞いてもらう側もリラックスしてスピーチが進められたように思います.

通常の学会発表の場合,当然一番大事なのは”研究成果を適切に伝える”ことですし,時間は通常,長くても質疑込みで20分程度.となると,言わなければいけないことを伝えるだけでも時間的に一杯一杯になることが多いわけですが,幸か不幸か40分くらい時間があると,その中で多少想定外な時間の使い方をする部分があったとしても,途中でかなり調整が効きます.そう言った意味で今回のスピーチは,これだけの規模の学会で基調講演をさせてもらったという経験自体の貴重さはもちろんのこと,久しぶりにある程度満足のいく準備ができたこともあり,直前で加えたネタ(?!)がちゃんと効いたこと,および,その分変更になったペース配分を発表しつつ調整して最終的に帳尻を合わせることができたことなどなど,非常に収穫の多い40分でした.

さて,タイトルでは小休止,としているものの,実はまだ小休止もしていられる状況ではなく(苦笑),現在某科研費の最終確認をしているところ.これが終わったら,多少は気が休まるかと思うものの,ちょっとしたら今度は,国際会議の発表練習(幸いなことに?今回の発表者は僕ではなく学生ですが)であったり,国内学会の執筆論文の添削といったタスクが迫ってくるハズです.
論文執筆もそうですが,発表資料作り&発表練習は,時間があるならその限り,何回でも何十回でもやっておいた方が損はありません.当然やった分だけ自信もつきますし,不測の事態への対応もしやすくなります.
また,どれだけやれば十分なのか,と言った目安がわかるようになれば,(本当は避けたいですが,忙しいとそうとも言ってられなくなる)十分な練習時間が取れなくても,どの部分を押さえておけば最低限恥ずかしくない発表ができるか,みたいなことも分かってきます.

ただ,結局何が言いたいのかというと,要は,一番大事なのは”場数を踏むこと”と,”十分な準備をすること”だということでしょうか.さらに理想を言うなら,”失敗できるうちにできるだけ失敗しておくこと”です.最近,打たれ弱い人が増えてきているような感もあるので,個人的には何かに初挑戦する時には,全体的には成功とみなせる,という状況で終わって成功体験を積んでもらうのが無難かなぁ,と思うことが多いんですが,理想的には,失敗できる状況なら,失敗はしておくに越したことはないです.
そう言った意味で「もったいないな」と思うのは,挑戦したら挑戦できる状況なのに,失敗を怖がって何もしないことですね.これは完全にもったいないです.

ちなみに今後下半期ですが,年内に一回,受け入れ先大学の学生さん向けの講演(強化学習について)が一回と,年明け早々,6月にお邪魔した大学での招待講演がもう一回控えています.もちろん,万全の準備をする(しようと努める)ことが大前提ですが,誤解を恐れずに言えば,それでもし失敗したとしても命まで取られるわけでなし,次に活かせればよし,くらいの感覚でいます(とは,依頼してくれた先生には言えませんが ^o^;;)

2018/10/04

Half year

正直申し上げて現在,”それどころではない”というのが率直な感想ですが(苦笑),先日の10月1日をもって在外研究期間が半年となりました.

この半年を振り返るのは,現在取り込み中の↓の準備が完了してからとしたいと思います・・・

2018-臺灣網際網路研討會
(Taiwan Academic Network Conference)

上の学会で発表することになってまして,現在鋭意資料作成中です.発表時間的には今年6月にChi-Nan Universityで話した時より短い(40分)んですが,今回はオーディエンスのメインが学生さんではなくこちらの研究者の皆さんとなりそうなので,今からちょっと(柄にもなく)緊張してます.

次回更新の際,上の発表の首尾のご報告(!?)と併せて,この半年を振り返ってみようかと思います.

2018/08/23

Input = Output(要望)

無事(と言って良いでしょう^o^),国際会議論文の投稿手続きは完了し(採否の確定までには2ヶ月くらいかかるみたいですが),続いては研究助成に関連する申請の締切が近づいて来ています(科研費の申請準備もしないと・・・).前回のエントリでも似たような話をしたかと思いますが,これら申請の合間に,10月下旬に予定されている発表資料も作らないといけないので,結局のところ引き続き”出力ばかり”の日々になりそうな気配なんですが,幸いなことにこちらでは禁断症状(!?)を感じられる程度の心身の余裕があるようで,時間を見つけて情報入力にも細々と取り組んでいます.

申請書類作りや発表資料作りの参考資料として論文などを読むのとは別に,純粋な勉強として洋書を読み始めました(結構久しぶり).あと,最近は全然仕事とは関係ない書籍にも手を出しています.これら全部のinputをまとめれば,なんとか上のoutputとのバランスが取れそうな気がしているし,バランスが取れる程度の入力は続けたいなと.

ただ,来月は色々な締切があるさらにその合間に,(そういやこのブログでは書いてなかったような気がしていますが)先月のようにお客さんが何組が来訪される予定 + そろそろ台湾的には秋に入りつつある状況となりますので,”夏では暑すぎるけれど秋になったら季節外れ”になりそうな,台湾国内で行ってみたいいくつかの場所に行く計画も立てたいと思っているので,今のうちに書けるものはどんどん書き進めておきたいところ.

2018/08/01

Output > Input

台湾に来てから,今日で5ヶ月目に突入です.早い(^o^;;
台湾訪問経験は豊富(これまでで8回くらい)であるものの,7月8月という夏場を体験するのは今回が初めてでしたので戦々恐々としていたものの,幸か不幸か5月くらいからはずっと30℃前後という状況を過ごして来ているので”暑熱対策”はバッチリ,暑いのは当然暑いんですが,特に困ったことはありません.というかむしろ,ここ数週は日本の猛暑ばかりが個人的な(笑)話題で,やっと今週に入って日本の暑さに追いついて来たような感覚.

暑さと比例するように,というわけでは無いんでしょうが,ここ最近,”物書き”の作業が急激に増えて来ました.発表資料づくりについては,既にどこかで書いたような気がしますが,来年度の研究に向けた申請書類作りもぼちぼち本格的に始めなければいけないし,今年度は出せそうなターゲットが複数あるので,それぞれ完全に独立ではなさそう(使い回しできそうな部分はありそう)であるものの,大体締め切りは9月10月なので,見事に発表資料作りともバッティングするという(涙).

学生の国際会議発表のサポートもあります(できる限り一人で頑張れ!と言いたいところですが,初めての英文論文執筆というのは,経験がないとかなり大変な作業ですので,そういう意味では(矛盾しますが^o^;)サポートできる限りはサポートしたいところ).

こちらに来てからは日本にいる時と比較して圧倒的に,読書(論文含む)などをはじめとするインプットの分量が増えていましたが,さすがにこれからしばらくはアウトプットメインにシフトする必要がありそうです.
僕が発表する予定の発表や,学生さんの国際会議発表など,落ち着いたら(発表できることが確定したら)詳細を公開したいと思っています.大体,どれもこれも確定するのは9〜11月くらいかと思われます.確定したものから随時オープンにして行く予定です.
質・量ともに充実したインプットがあって初めて良いアウトプットができるという意味では,現在はなかなか良い状況にあると思います.また,しっかりとした質と量のアウトプットを継続することで,それが自分へのインプットとしても”フィードバック”されます(良いアウトプットをするためには思考を整理する必要があるので,結果としてそれが既知の事実に対する新たな気付きや発見に繋がることが多い)ので,ここ数ヶ月でまた,良いサイクルが形成できればベスト.

2018/07/14

純増

本日のタイトルですが,まず,昨日(台湾時間ではまだ昨日,日本時間では既に一昨日),また一つ歳をとりました.年齢を数字として見なせば,当然1年に1つ増加する単調非減少関数なわけですが,前回エントリから比較して,仕事も”純増”しています(^o^;

今年は難しいかなぁ,と思っていたんですが,思った以上に(日本で)学生の皆さんが頑張ってくれていて,国際会議での発表ができそうな状況となったことに伴い,一本出してみようか,という話になりました.もう少し論文の形が見えたら,具体的な学会名についてもお知らせしようと思います.また,そんな話を進めつつ,日本の企業関係者とも研究打ち合わせを進めているような状況で,最近は”何か一つ片付かないうちに新たな一つが追加される”といった感じになっています.

体力とメンタルさえ問題なければ,忙しいことは良いことだと思っていますから,今の所は望むところですが,そろそろブレーキをかけないとまずいかなぁと(苦笑).とはいえ,昨年度以前と決定的に違うところとしては,諸々の締め切りが同じような日時に集中するような状況ではないので,マネジメント次第ではあるものの,ちゃんとこちらでの生活を楽しみつつ,それぞれのタスクをこなせそうな状態に(今の所は)ある,ということでしょうか.

とはいえ,現在スタックに詰め込まれているタスクを早めにやっつけてしまわないと,9月10月あたりにまとまっているいくつかの研究助成の申請締切とオーバーラップする可能性が非常に高いので,やれるところからどんどんやっていかねばなと.
現在の主なタスクとしては,文献調査に論文執筆,発表資料の作成に関係各所との打ち合わせのセッティング,といったところでしょうか?
今回の在外研究 in 台湾,来年度以降の研究・教育活動に向けての”種まき”という位置付けが僕の中ではあった(今でもある)のですが,それに加えて即効的な(促成栽培?)活動も一定数あるというのは,前回のタイトル同様,嬉しい一方で(時間が足りずに)悲鳴もあげたくなる次第です(笑).

せっかくの台湾で体調を崩しては本末転倒ですが,やれることは目一杯やり尽くしてしまいたいのも本音.とはいえ恐らく,来年度以降もこれまで以上に頻繁にこの国を訪れることになりそうな気がしています.

p.s. この文章を書いている間に,台湾時間でも一昨日となりました(僕の誕生日)

2018/07/02

嬉しい悲鳴

日本は(関東は)梅雨明けしたという噂を聞きました.台湾は梅雨入りが5月1日(!)というニュースを確認したんですが,梅雨明けのニュースは見逃したようで,10日ほど前から”灼熱状態”と化しています(苦笑).ただ,大体30℃前後の日ばかりが続き,その状況で現在は35℃前後の日が続く状況となっているため,暑熱対策(笑)ではないですが,この状況には慣れました(とはいえ熱中症には注意ですが).

下の写真一枚目は,僕がお世話になっている国立中央大学の正門を入ってすぐのところの写真です.正門から,キャンパスの建物があるエリアまで500mくらい離れている & 普段はバスで通り過ぎるだけなので,なかなか写真を撮る機会もないという (^o^;;

2枚目の写真はキャンパスの中,僕の部屋がある建物の前の通りです.午前中に撮影したんですが,人がほとんどいません.実は中央大学は6月22日が”後期末”であったとのことで,週明けからは急激に人が減りました.既に現在は夏休み期間中ということになります.

僕は6月初旬,某講演が終了して,さらにその後,研究関連の打ち合わせを中央大学の先生方,および病院関係者の皆さんと実施して一段落,といった状況だったのですが,幸か不幸か,講演のお誘いがまたいくつか届いています.ありがたいお話ではあるものの,こっちでの研究も進めたいので悩ましくもあります.
ただ,誤解を恐れずに言うならば,そのような緊張感のある,少なからぬオーディエンスの前で話したり質疑応答したりする機会というのは,”またとない英語のトレーニング”になるという実感もあるので,可能な限りお引き受けしたいとも思っています.

研究面では,台湾ならではの課題もあり,実は現在少々停滞しています(「ならでは」の部分については,いずれまた別の機会にお話ししたいと思います).とはいえ,手も足も出ないという状況ではありませんし,同様のことは日本でも良くある話ですので,地道に解決への道筋を探りながら,その他できる準備を進めていこうかなと考えているところ.

2018/06/21

意外と(!?)多忙です

前回の投稿から1ヶ月以上間が空いてしまいましたが,実はタイトルの通り,当初僕自身が思っていた以上に多忙な毎日を過ごしています.

こちらで進めようとしている研究に関連して,準備を進めたり関係者と打ち合わせをしたりといったものから,個人的に勉強したいというモチベーションで学外から来られた先生の招待講演を聴講したり(こちらではほぼ毎週と言っていいほど,大学・研究機関を跨いだ研究者の交流があり,学生の皆さんは色々な話を聞くことができます(全ての学生が興味津々,というわけでもなさそうですが)),一方で僕自身が学外の研究者として学生さんの前で話をする機会をもらって,その準備や実際に発表するなどしたり.

こちらに来ると,自分の英語が通用する部分と(全く)通用しない部分とが否応なくはっきりして来るので,それをモチベーションとして英語の勉強にも時間を可能な限り割いていますし,せっかく(?)台湾に来ているのですから中国語も多少は話せるようになりたいとも思っています(ただしこちらについては,ほとんど手が出せていない状況・・・).
前回も書いたような記憶がありますが,やりたいことがたくさんあり過ぎてとても時間が足りていない,というのが実情ではあるものの,忙し過ぎて体調を崩したりしては完全なる”本末転倒”状態ですから,その辺りのさじ加減も難しいところです.

こちらでの研究はもちろん,これまでの国内での研究の延長線上にあるものでもあるので,日本の関係者との打ち合わせも定期的に入っています.個々の項目は日本にいた時とは違うものの,カレンダーに記載されるスケジュールの件数だけで比較したら、昨年度と同様かもしれません(苦笑).
一方,台湾の大学はそろそろ後期が終了するタイミングで、Undergraduateの学生は卒論を,Graduateの学生も2年生は修論の提出が迫っています(最終〆切は7月初旬とか).ミーティング自体は年中やっている研究室が多いようですが,学年暦的には一段落という時期です.9月末頃から1st semesterが始まるとのことで,またどのような学生さんと出会えるか,それもまた楽しみだったりします(その前に,台湾の酷暑をどう乗り越える or やり過ごす or 楽しむ かについても,ぼちぼち考えなければいけません).

2018/05/05

徐々に活動本格化

前回のエントリからおよそ1ヶ月が経過しました.
現在,日本ではゴールデンウィークの終盤でしょうか.台湾では,5月1日のLabor’s day (勞動節)はお休みだったものの,それ以外は平日です.

こちらでの生活にはすっかり慣れました,とまでは言い切れないものの,かなり安定してきたのは確か.まぁ,僕個人としてはこれまでもかなり台湾来訪経験があるので,この4月5月はむしろ,“思ったよりもかなり過ごしやすい気候で助かった”という感覚しかありません(そろそろ,暑さも湿度も本領を発揮してきそうな様子ではありますが).

妻と娘は台湾初経験,というか僕以外はほとんど海外自体が初めてという状況のため,かなり不安があったように見えました.ウチのチビたちは未就学ですから,むしろ“外国ってなに?”という状況で(苦笑),それが良いといえばいいのですが,こちらの幼稚園に通い出した当初は,言葉の違いはもちろん,文化の違いもあって,一日おきには「休みたい」と言っていました・・・

ただ,前回の最後にも書いた通り,そこは台湾,(当然,100人が100人全員がそう,というつもりはありませんが,実際のところかなりの確率で&今回訪問してから現在までに関しては100%)会う人会う人が皆親切にしてくれます.
ウチのかみさんは諸事情あって(ほとんど初海外だというのに ^o^;;)僕やチビたちより半月ほど前に台湾に渡ったんですが,その初日からお隣さんや周囲の人に親切にしてもらい,すぐに必要な食器やら食料品やらをいただいたり,周辺の地理に詳しくないだろうと買い出しに連れ出してくれたり.僕やチビたちが合流したらしたで,移動の足がないだろうと自転車を貸してくれたり(1年間ご自由にどうぞ,と,実質もらったに近い状況!),チビたちの幼稚園の先生は,英語も中国語もほぼ喋れない二人のために,Google翻訳を活用して日本語で話しかけてくれたり(^o^)などなど(おかげさまで今では,チビ2名とも担任の先生が大好きに),高々1ヶ月ほどの滞在にもかかわらず,どんなに書いても書ききれないほど有難いことがありました.

もちろん,仕事(研究)の面でもかなり充実しつつあります.おかげさまで自由な時間が増えたので,家族と過ごす時間は出来る限り確保したいと思っている一方,“時間があったらやりたい”と考えていたあれやこれやが大行列を作っているもので(苦笑),これはこれでどんなに時間があっても足りないという贅沢な悩みを抱えています.
最近とんとご無沙汰だったプログラミングも,色々と新しい言語をかじってみたり,今回受け入れていただいたHost ProfessorであるChang Chia-Hui(張 嘉恵)先生とは,毎週定例ミーティングでガッツリと研究周りの話をしています(現在,Chang先生を含む国内外の先生たちと共同研究をする話を進めています.申請,通れば良いな).

当初は中々,NCU(受け入れ先大学である国立中央大学の略称・通称)の学生さんと知り合う機会がなかったんですが,ラボミーティングや,こちらでの授業に顔を出したり,1年間使わせてもらう居室の入口に自己紹介ポスターを貼ったりしたおかげで,少しずつ話ができる状況になってきました.幸か不幸か,空き部屋の場所の関係で,ラボの学生さんとは少し離れたところに居室を借りることになったんですが,それが逆に,ちょっと分野の違う学生さんと知り合う機会にもなって,中々新鮮な経験をしています.もちろん,分野も違うし文化も違う.何より,アジア各国から留学している学生さんが大量にいるので,そういう意味でも非常に楽しいです(そんな中,日本の学生はほぼ全くと言っていいほどいないことには思うところがありますが).

現在,こちらで行う実験の準備や,実験へ協力いただけそうなNCUの先生方への説明資料作成などなど,(一部,科研費の成果報告書作成なども含まれていますが)鋭意遂行中という中,もう来てしまっていますが(笑)引き続き英語の勉強もしています.加えて,むしろ明らかに”必要に迫られて”中国語も勉強を始めています(さすがに,チビたちの幼稚園の先生とのやり取りには,中国語が使えないと結構困りますので・・・).まぁこれも,一つの良い経験&学習のモチベーションですね.文法だなんだと面倒なことは言わずに(苦笑),最低限の連絡事項や日常会話程度はできるようになって帰りたいところです.

2018/04/07

台湾からはじめての投稿

少々のご無沙汰です.

ここ数回のエントリでも記載の通り,この4月1日から台湾は桃園市にある國立中央大学に在外研究でお世話になっています.
・・・とは書いたものの,実のところ到着してからはほとんど,いわゆる”手続き的なこと” & ”こっちでの生活を始めるための準備”しかしていません.

こちらでの滞在地が大学キャンパス内なので,大学にずっといる,といえばずっといるんですが(苦笑),いわゆる職場というか,ラボにはまだ1回しか顔を出していない次第(1回目:こちらでの滞在に関する書類作成のため)です.
ついでにこちらで僕が使わせてもらえる研究室も確認させてもらったわけですが,実は台湾,着く直前に気が付いたんですが4月に入って早々の3日から,日本で言うところの大型連休(=ゴールデンウィーク)のような状態になっており,実質の”仕事始め”は週明けの9日からという次第.

幸か不幸か(!?)そのような状況のため,冒頭に記載した通り到着してからこれまでは,移ってきたばかりの新居の荷ほどきや諸々の環境整備,手続きに時間を割いています.とは言えこれも先程書いた通り,住居はキャンパス内なので,大学キャンパスは結構あちこち探検しています.

・・・が,何と言ってもキャンパスが広い!


キャンパス内のマップをアップしましたが,これを見るだけではイメージが湧かないでしょうかね.

学部数は8つ,学生数は約12000名(東大よりはちょっと少ない.九州大学や東京農業大と同程度),日本の同規模の大学と同様,キャンパス内にコンビニやファーストフード店,レストランやその他色々なお店が入っているので,普通に生活するに必要なものはある程度キャンパス内で揃うような状況です,平日は・・・

年度明け早々で,こちらも到着直後でキャンパスの外の状況は十分にわからない中,連休に入ってしまってキャンパス内,および周囲のお店も結構閉まってしまったのには非常にまいりました(なかなかチャレンジングでしたが,google mapと,お隣さんから借りた自転車でコストコまで買い出しに行き,なんとか食料を調達できた次第).

そのような中でも,既に早速,そして頻繁に,この国の良いところの一つ(=人の温かさ,親切さ)に触れる機会があり,本格的に活動を始める前からして”この国に来てよかった”と思っています.
その辺りについては,また次の機会にアップできれば.

2018/03/21

整理整頓

前回のエントリでご報告したとおり,あと10日ほどで日本を発ち,1年間台湾に滞在することになっているわけですが,それに伴う準備,というか,タイトルにもなっている通り諸々の”整理”が非常に面倒かつ大変です(苦笑).

約1年後に戻ってくるとはいえ,長期不在となる自宅のライフライン周り(ガス・電気・水道),これもある意味ライフラインのネット周り,電話関連などなど.

facebookには既にアップしましたが,上記に加えて色々な意味で大きなタスクであったのが,”マイカーの処分”でしょうかね.必ずしも下取りに出す必要はないという話もありますが,購入2007年で10年以上乗っていることに加え,直近1年間は使用することが皆無に近いことを考えると,むしろ売りに出さないと戻ってきた後のコンディションが非常に不安だなぁ,ということで、かなり前から(ウチの中では)話題になっていたものの,実際に動き出したのはこの10日程度.

結果から言うと無事,処分は完了したんですが,やっぱり新車から10年以上も乗っているとかなりの愛着が湧くもので,業者が引き取りに来るというまでの数日は(準備でそれどころではない,という状況下の割には)寂しいという感情がありました.
実際,シートもステアリングもマフラーもイジってますし(とかくとアレですが,もちろん一般的なレギュレーションの範囲内です),トータルの走行距離は比較的短いものの,結構な遠出にも使っているので,そういったイベントの思い出も込み込みで色々と感じるところがありました.

引き取り当日は,うしろが仕事で急遽つかえるという状況になったので,幸か不幸か”ドライなお別れ”になりましたが,それはそれで良かったような.
ぶっちゃけ感傷に浸るような時間的・メンタル的余裕は全くと言っていいほどありません(苦笑).渡航当日はチビ2名引き連れての移動となるので,ある意味今から戦々恐々(笑)ですし,荷造りがそもそも始まってさえいないので,ここから数日である程度は落ち着けるようにしたいところ.


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