2011/10/30

読書は継続中

学生、教職員のみなさん、昨日と今日は、東京高専の学校祭「くぬぎだ祭」でしたが、大きなトラブルもなく無事終了しましたね(実はまだ、最後の花火が残っていますが&何だか校長先生のお話しのような書き出しとなってしまいましたが)。お疲れ様です。

僕はそんな中、twitterでも一部つぶやいた通り、明日開催される専攻科インターンシップ報告会の発表練習と、僕と一緒に7日から国際会議へ出発する学生の発表練習に付き合っていました。特に後者については、自分も同じ学会で発表する予定なのに全く資料が出来上がっていない状況で、発表練習なんかに付き合っていていいのか、等と一瞬思うこともありましたが、付き合っていいのです。その学生さんは高専を卒業してまだ半年。発表と言えば、中間発表を兼ねる大学コンソーシアム八王子・学生発表会のみ(本当はもう一つ研究会があったのですが、震災の影響で中止になってしまいました)。本格的な発表(&それに向けた資料づくり)の経験は著しく乏しいわけですから、まずはこちらをしっかりと仕上げるのが先決です。

良くも悪くも(?)、僕は場数を踏んでいますから(発表数だけならそろそろ三桁に上るかも)、発表言語が英語という点は多少気になりますが、最悪資料は行きの飛行機で作り、練習は前日、ホテルの部屋で○○しながらやります(発表経験のない人にはおすすめできません、というか、教員からその遥か前にダメだしが入ります)。

さて、かなり遠回りしましたが、そんな状況でも、時間を見つけては読書をしています(例えば通勤の電車内などで)。
読了していないので詳細は控えますが、複数の本を日によって回し読み(この表現で良いのかは不明)しています。現在読んでいて読了していないのは、複雑ネットワーク系と渋滞学に関する書籍です。これらは僕の研究分野に関連する(もしくは、いずれ関連しそうな)分野で、そこまで専門的な内容が記載されている書籍ではない(あえて入門書的なものを読んでいる)のですが、最近の忙しさのせいで少し読書再開まで時間が空いています。
代わりに、最近ぼちぼちと読み始めているのは、斉藤孝さんの書籍と、著者は忘れましたが日本神話に関連する書籍です。斉藤さんの本は、ベストセラーになったものは読んでいないのですが、それとは別の書籍については既に数冊読んでいます。日本神話については、単純に、”日本人なのに日本の神話を知らないというのはいかがなものか”と勝手に自分で思い至り読み始めました。

ちなみに、これらを除いて手を付けていない書籍が、主に自宅に10冊弱あります。これは面白そう、と思うと買ってしまうのですね(笑)。でも、おおよそファーストインプレッションの良かった書籍は実際に面白いので、それほど時間がかからずに読み終えることがほとんどです。

つい最近、(書籍の種類にかかわらず)「良いインプットをした者が、良いアウトプットを出せる」という話をしました。要は、良い本、良い論文を読めば、その分、言い回しや表現、話の展開や全体的な構成など、自分が実際に何かを書くときの参考になる知識が”知恵”として身につくので、自然と良い文章を作ることができるようになる、という意味です。
最近、書くことだけでなく、口に出して話をするときにも、自分から話し始めたはずなのに、最終的に何を言いたかったのか、自分でもまとめられないような学生が増えているように思います。

それはそもそも、練習が足りない、という以前の問題として、良い本を読んでいない、話がうまい人の話を聞いていない(or 聞く機会があるのに耳に入っていない)可能性が高いと思います。
逆に、何歳になろうとも、良い例を自分の脳にインプットする機会を積極的に作る努力をすれば、そこからいくらでも成長の機会はあるとも思っています。
ただし、生物学的に言って人間が最も成長するのはみなさんが学生である今であることはほぼ確かでしょうから、”今やらずにいつやる?”と僕が思っていることも事実です。

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