先日,某授業をしていて不意に,「最近忙しくて,読みたい本がたくさんあるのになかなか読めていない」という話をしたんですが,ふと,
”どのくらいの本が積まれているのか?=(待ち行列に並んでいるのか?)”
念のため把握しておいた方が良いのではなかろうか(=読めないことがわかっているのに買う本が減るのではなかろうか ^o^;;)と思い立ちました.
僕が,いわゆる読書をする媒体としては2種類あって,電子書籍/実物(!?)の書籍でそれぞれ待ち行列ができています.さらに,一般的な書籍で自分がぜひ読みたいと思ったものは電子書籍で買いますが,興味の有無,自身にとって有益(有意義)かどうか不確実性がある書籍は図書館で”実物”を借ります.加えて,後日電子書籍として購入したり図書館で借りたりすることが難しい,最新の情報が掲載される雑誌の類も,必ずしも毎週ではありませんが特定のものを購入することが多いです.まだあります(笑).僕は小学校高学年くらいから漫画雑誌,および単行本も購入していて,この習慣はいまだに続いていますので,これらも読まねば(?!)なりません.
上記諸々について現時点で,現在進行形で読んでいるもの,”積読”になっているものを,備忘録的にリストアップしておきます.ちなみに僕の読書傾向は”雑食”で,硬軟自在,自分がその瞬間に興味を持ったものは何でも手を出します(苦笑).
- 今読んでいる本
- 実物:科学とはなにか ー新しい科学論、今必要な三つの視点ー
- 電子:「言葉にできる」は武器になる。
- 積読本
- 実物:北前船の近代史 ー海の豪商たちが遺したものー
- 電子:
- 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
- 医者が教える食事術2 実践バイブル
- 理数探求の考え方
- 5段落エッセイ指導で日本の子どもが変わる!
- (比較的)定期的に買っている雑誌
- THE 21
- Tarzan
- 東洋経済
- PRESIDENT
- ダイヤモンド
- 漫画
- 実物:週刊少年マガジン
- 電子:
- ONE PIECE
- BLUE GIANT
- クッキングパパ
- きのう何食べた?
- 新米姉妹のふたりごはん
- 今どきの若いモンは
- リエゾン
- 極主夫道
・・・改めて並べてみると,猛烈にありますね(苦笑).それに,ほぼ定期的に購入している雑誌もかなりのもの.実際,書籍購入にはかなりの費用をかけている実感がありますが,これらは(漫画も含めて)全て”自分への投資”という実感を持っています.
読書で得られるものは,自分の現在の仕事に関連する知識はもちろんのこと,仕事(特に研究)や自分の人間としての幅を広げられるような知見,それとは反対に,自分がなかなか経験できないような世界観に自分が置かれていると想像を掻き立てられ,非日常を味わえる新鮮な感覚,趣味でもあり日常でもある料理(食べること)の楽しさ面白さを体験できる,等など,即時的なものから明日使えるもの,(以前紹介したリベラルアーツ的に)教養として,”いつかその時が来たら使えるかもしれない知識”と認識しているので,読書で得られたいろいろなものはそのまま自身の血肉となり,自分自身を形成しているという感覚です.
おそらく,一生役に立たない情報もあるかもしれませんが,そういった情報を含めてまるまるインプットしておくことで、人間として余裕,余白というか,良い意味での”遊び”が得られると考えています.
読書と並行して,最近は英会話のレッスンも再開しています.英会話はある意味,直接的に僕の仕事とも関連してくるスキルかと思いますが,いつも思っているのは,
”どうせ英語を話すなら,自分や日本について,相手のメリットに繋がるようなコミュニケーションを実現したい”
ということ.
たくさん単語を知っている,発音が良い,むずかしい文法を駆使できる,流暢に話せる,といったスキルがあったとしても,自分について,自分が暮らしてきた日本という国やその文化について,まともに知らないようであれば,
”ただ英語が話せるだけのバカが,自ら恥を晒すために流暢に英語で話している”
に過ぎないと考えています.これは別に,日本のために頑張れ,という話ではなく,自分が育ってきた国のことくらい,海外の人に説明できるようになっておかないと,海外の人から(どころか自国の人間からも)尊重されるような人間にはなれないよ?という意味です.
これはある意味,言語という意味では同様の”プログラム”にも共通すると感じていて,ただただスキルがある(流暢に喋れる, プログラムの複雑な/最新のスキルを有している,などなど)だけでは意味が無く(場合によってはむしろネガティブな影響がある),その能力を使ってどれほど周囲に良い影響を与えられるか,その能力を有意義な対象に対して活用できるか,といったところがより重要になると思っています.
・・・途中で脱線した感がありますが(苦笑),とにもかくにも僕が意識していることは,自分の全ての活動は自分の今後の全てに直結しているし,より良い今後(プライベートも仕事も含めて)のために役立つと思える活動については,(他の人から見て)無駄に見えたとしても,むしろどしどし積極的にやっていこう,ということです.
もしかすると遠回りに見えることもあるかと思いますが,それこそ”急がば回れ”の精神かと思っています.自分の人生にどのような知識やスキルが必要になるかは,ざっくりとはわかるかもしれませんが,実際に全てがわかることはありません(それこそ、情報系なら数学の知識やプログラミングスキルが大事,ということは,おそらく誰でもわかるので重要性は低いです).もしかすると大事かもしれない,と思ってインプットしておいた知識が,思いがけないところで自分の仕事やプライベートの充実に繋がっていく可能性があることを意識して,様々なインプットを積極的に(特に,時間が大量にある学生のうちに)実施しておくことを,強くお勧めします.